日本文化と折り紙

今年に入って新しいことがやりたいと思ったとき、二つ思うことがありました。
一つは料理教室でしたが、もう一つは、幼稚園の子ども達に折り紙を教えてあげること。

実はスペイン人はあまり東洋のことを知りません。
アジアは中国でできていると思っている人も多いです。
日本は中国の一都市だと思ってる人も多いし。
あと、非常に残念なことに、スペインにも差別というものがあります。
ヒターノとモロッコ人と中国人を、少し違った目で見る人、多いのです。
ヒターノは、特殊な人達なので、関わり合いたくないという人も多いです。
モロッコ人は、ルール無視で適当なことばかりやっていい加減に生きていて、
信用のおけない奴と思っている人が多いです(ズバリ、近親憎悪でしょう 笑)
中国人は、いつも安っぽい服を着て、決して日向に出てこず陰で群れているか、
道端でものを売っている不気味な人々と思われてます。
実際ここにいる多くの中国の人達は、出稼ぎのためにスペインに来ていて、スペインのことを知るつもりもないし、まったく自分たちには関係ないって態度がまずいようです。
そう思われるようなことを、彼らもしているので、スペイン人がそういう目で見てもしょうがない気もします。やはり荒んだ地区に多いのは否めないわけで。

そして、私達も歩いていると、「チーノ!(中国人だ!)」って言われたり、
からかわれることもたまにあります。
スペインに来るまでは、自分が中国人と間違われたとしても、それほど嫌だと
思ったことはありませんでした。
中国は好きです。中国語習ってたし、何度も旅してるし、中華料理も好きだし、NHK人形劇「三国志」と諸葛孔明様は崇拝してます。DVD、なんであんなに高いんでしょうっ(涙)
でも、スペインに来てから、「チーノ!」と言われることに敏感になってしまいました。
単なる間違いでも、悪気がなくても、「私達は日本人なのだよっ!!」と。
c0009070_23372744.jpgそれに、一種の差別の意識が含まれている場合はなおさら。
日本人だからと差別されるのも嫌ですが、間違えられて差別されるのはもっと嫌でっせ。
まあ、差別する人は、ほぼ性格に問題ある人なので、「可哀想になぁ」って思うと気分的に優位に立てて凹まなくなりましたが。(以前は泣くほど怒っていた私)
差別意識なく言ってる人には、日本がどこにあるか、見ているアニメ、使っているデジカメ、みんな日本製なんよって説明することにしてます。地道に教えていくしかないっしょ。
まあ、それでもスペインは他のヨーロッパ諸国より差別意識が少ないと言われています。
「チーノ!」って年に5~6回なんで、普段は私もそういう問題忘れてるんですけどね(笑)


さらさらと受け流せるようになった私ですが、小さなくうまのことは別です。
もしも、子ども達に「チーノ!」って虐められたらと、想像しただけで涙ドーッ。
意味もわからず親の受け売りをしたがる子ども達は、容赦ないですからね。
これについては、私もパパも色々と考えましたが、やはりスペインで生きていく上で宿命なので、こういうことに凹まない、強い子に育てるしかないっ。としか言いようがない(涙)
くうまが大人になるまで、私が守り続けてあげるなんてできませんので。
と割り切っても、今まだ小さくて強くないくうまは、どうしてあげればいいのだろう。
この間も家に帰ってきたくうまが、
「お兄ちゃん達が、チーノだチーノだって、くうまのことを言った」と教えてくれました。
くうまは「僕はチーノじゃない。日本人でグラナダッ子だ!」って言い返したそうですが、
みんな日本がわからなかったそうです。
虐められたわけではなさそうなので、ホッ。珍しかったのでしょうね。
でも、こういうことをくうまの口から聞くのはもう幾度目でしょうか。
くうまがチーノと虐められたりからかわれたら、私はスペインから出ることを考えてしまいそうです。でも次はどの国に行こうかって考えたら、visaのこともあるし、現実的にはスペインで強く生きていくのが正解なんだろうな・・・なんて、もんもん(鬱)

で、突然思いついたんですよ。
くうまの幼稚園の子ども達だけでも、日本というものを知ってもらうのが良いんじゃないかと。
やっぱり小さな子どもと遊ぶと言ったら折り紙でしょう。
早速、折り紙の本を持って幼稚園の先生の所に相談に行きました。
くうまの担任の、ソニア先生は大喜びでした。
他のクラスの先生にも話したそうで、3才児クラスからも5才児クラスからも
折り紙教室の依頼が来ました(喜)
全部で6クラス、6回の出張授業をすることを引き受けてきました。
折り紙から日本に興味を持ってくれる子が、少しでも増えるといいな。
くうまの行動範囲の子ども達が、私の顔を覚えてくれるし、私も子ども達と仲良くなれるので、くうまへの理解も深まるかな。
とにかく地道ですが、やらないで嘆くより、なんでも良いからやってみるに限るでしょ。
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先生みたいに教えるのって、やっぱり得意じゃないので、チビども相手とはいえ、
ちょっと緊張してます。スペイン語間違えると、子どもは突っ込んでくるしなあ~(笑)
毎日折り紙作っては、何を教えてあげようか考えてます。
でも、3才児に何を教えたらいいか。これがいちばん難しい。
なにかやりがいもあって、楽しいもの、ご存じの方いないでしょうか。


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by africaesp | 2005-03-11 23:52 | 母のつぶやき

子供と一緒に楽しむ南スペイン。


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