自慢の蓄音機

今日はスペインの話とはまったく関係なく、私のお宝をご紹介~っ。
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10年以上前、仕事でL.A.に行ったとき、オフ日にローズボールのフリマで買った蓄音機。
手前の黒い取っ手をクルクル回すと、ゼンマイ仕掛けでまわります。
値切って100ドルでした。SPレコードは一枚1ドル。
取り外したり、折りたたんで仕舞って、蓋を閉めると、持ち運び自在っ。

c0009070_6181153.jpg鉄でできた針を、差し込んでネジ固定して使うんですが、針は固いし、サウンドボックスは信じられないほど重くて、これをレコードに落とすと、レコードが削れるんです・・・これ(汗)
蓄音機と一緒に、針も100本くらい買ってきたんですが、針が消耗する前にレコードがダメになっちゃうんじゃないかと心配で、ちょっとずつ大事に聞いてます。
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売っていたおじちゃんのお祖父さんのもので(それってもしかして形見? 汗)、家族でピクニックというとこれ持ってわいわいやってたんだとか。
古き良きアメリカって感じで、良い買いもんした~、100ドル安かった~って、私もほくほく。
買ったその足でサンタモニカの海岸に持っていって、ドキドキしながらゼンマイを巻くと、くー、なんと表現しよう・・・CDを聞き慣れた耳に、レコード特有の雑音と、そこはかとなく暖かみのあるホールの雰囲気を彷彿させるような、モノラルなのに立体感ある音、ゆったり波打つ艶っぽい楽器の演奏に、女性のジャズボーカル。この時代の空気が詰まっていました(じーん)
L.A.から網走に直行だったのですが、これを機内に預けるのが恐くて、L.A.から成田、成田からタクシーで羽田、羽田から飛行機で札幌、札幌から夜行で網走、温度差40度の道程を必要最低限の荷物とまったく不必要な蓄音機持って移動してました(笑)
せっかくなので網走の雪原、ー20度の中でもゼンマイを巻いてみましたが、温度差に関係なくレトロな音を再現してくれました(じーん)←一応まだ出張中なんだけど・・・。
そして東京、んで今スペイン。旅をする蓄音機なのです。

c0009070_620556.jpgスペインに持ってくるとき、ロンドン・ヒースロー空港にて思い切りセキュリティー・チェックで止められました~(冷汗)
9.11後だからすごかった。
それはなんだね?って聞かれて、単語に詰まってから「music box」って適当言ったら、余計に怪しまれちゃってさあ。。。(ぽりぽり)
正しくはphonographだったのね。music boxって
オルゴールだったのか~。
c0009070_6202026.jpg警備員に囲まれて、変な機械ピコピコ当てながら「ゆっくり開けろ」なんて言われちゃって。
へいへいパチンッ、かぱっ。

一瞬、しーーーーーーーん。

次の瞬間、みんな気がゆるんだらしくって、わははわはは笑ってやんの(爆)
いやー、無事にスペインにたどり着けてよかったわぁ。

ところで、我が家はiPODを愛用してます。今じゃ指の先ほどのチップに100曲も入っちゃう時代。再生機器はすごい進化してて、ボタン一つでダウンロード、後は気ままに選曲できちゃう。すごく便利だけど、面白みが全くない気がするのです。
せめて自分でCDを選んでセットしてならまだいいけど、やっぱり大きなドーナッツ版をセットして、針を落とす瞬間の緊張感は、くうまに教えてあげたいです。
アナログでこれだけのものが作れるすごさ、原点を教えなきゃ、今のMP3技術のすごさもわからないですんもんね。
でも、持ってきて聞かせた瞬間、2才だったくうまは、回ってる最中のSPレコードを鷲掴んだので、ぎぎぎー・・・(涙)
あと1年は見せないことにしてます。ついでに、くうまがもう少し大きくなったら、絶対買いたいのが「エジソン式コップ蓄電機」。このシリーズ、感服です。欲しい~っ!

←蓄音機で聞いてみたくなった方、ひと押しいただけると嬉しいですっ。


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by africaesp | 2005-03-15 08:48 | 母のつぶやき

子供と一緒に楽しむ南スペイン。


by africaesp