スペインのチーズ
2005年 06月 26日
しっかりしたタイプ。それを薄切りにして食べるわけですが・・・。
きちんとしたチーズ売り場で店員さんお勧めを買うと確実なのだけど、
順番待ちするのが面倒くさくなってきて、はじめて袋詰めを買ってみました。
そうしたら、大失敗ですよー(涙) くやしーーっ!!
酔いしれるほど旨いのもあれば、こんなチーズまで平然と売っているから、スペインは恐いっ。
viejo(ビエホ)は、スペイン語で「老いた。古い。年代物」って意味で、
チーズに関しては3ヶ月以上熟成したもののことです。
さて、このチーズ、風味豊かな年代物と言うより、単に古くて固いだけじゃんっ(泣)
悔しいから今後の為に勉強しましたです(闘志)
スペインで一番有名なチーズ「ケソ・マンチェゴ」。
マドリッドほど近い、ラ・マンチャ平原で自由に草を食べて育った羊の濃厚ミルクで作るチーズです。
この場合「oveja(羊乳)」とだけ書いてある。
乳のミックスは、他の地方のもので、クセが少なくなります。
これらは熟成期間によって区分けされています。
tierno(ティエルノ)もしくはfresco(フレスコ) 熟成期間は7日間
semi curado(セミ・クラード) 熟成期間 ~6週間
curado(クラード) 熟成期間 ~13週間
viejo(ビエホ) 熟成期間 3ヶ月以上
美味しいケソ・マンチェゴのviejoは味わい深くて、イタリアのパルミジャーノ・レッジャーノに匹敵するコクと旨みがあると思う。パルミジャーノの方が、ちょっと華やかで、マンチェゴの方が、渋いおやじのチーズって感じ(わかる?) シェリー酒にあいます。
で、袋詰め、当てずっぽうでもいいかなってのは、tiernoとsemi curadoまでですね。
熟成が長いほど、製造法の差が浮き彫りになるってもんでしょうね。
こと、viejoは、やっぱり順番待ちしてお勧め品買わないと、天と地の差が。
夏にスペインを旅する方々、スペインチーズを買うときには、
ちゃんとチーズ売り場で切ってもらって買うのをお勧めします。50gでも大丈夫。
で、こう言えばよいのです。
「tienes algo recomendable?(ティエネス アルゴ レコメンダブレ?)」
お勧めある?
私は3年くらい、レストランでもお店でもこの言葉にすがってました(笑)
言葉が下手くそでも、美味しいものにありつけます~。