バイリンガルになってきた!

スペイン生まれのくうまですが、実はスペイン語をまともに話し出したのは、4才と3ヶ月になった最近のことなんです。
文法を教えるわけにもいかないし、スペイン語でこちらが働きかけても、あまり反応良くないし、正直言って、本当に心配しました。
友人に不安のメールを書いたり、ネットでバイリンガルのことを調べたり、掲示板で悩みを相談したり、ほんとにここ半年、八方手を尽くしてくうまにとって最善の方法を探してきたので、最近うれしいやら、ほっとするやらです。
やっとやっと、少し安心して見ていていいんだなぁって。
今日も、公園で遊んでいる時に、ちゃんとスペイン語で友達とじゃれてるくうまを見て、もう、じーんとしてしまいましたよ(感涙)

c0009070_9243130.jpgネットで色々と勉強してわかったのですが、バイリンガルの子どもを育てるには二つの道があるようです。
一つは、国際結婚した親の場合、家の中にすでに二つの言葉が存在する為、親が役割分担をしてそれぞれの母国語を教えていく方法。
同じ国の親同士が結婚して、海外に住んでいる場合は、最初から二つの言葉を教えていく方法と、一つの言葉でベースを作り、徐
c0009070_9252783.jpg々に他の言葉を入れていく方法。
どちらがいいかは、一概に言えないらしい。
子どもの性格や、生活環境で大きく変わるからだとか。

私達はどちらも日本人なのと、一歩私達の側を離れると、スペイン語の氾濫する環境があって、スペイン語を教えてくれる人はたくさんいるけれど、日本語を教えられるのは私達しかいない。なので最初に日本語で
c0009070_9285691.jpgしっかりしたベースを作ることにしました。

ということで、くうまは3才まで幼稚園にやらずに、家で日本語をベースに育ててました。
3年間、家で育てたといっても、毎日のように散歩をしたので、知り合いにあったり、くうまの友達の家に行ったり、街を歩くとみんながくうまに話しかけてくれるし。
それなりにスペイン語に接してました。
私達はスペイン語をほとんど教えなかった
c0009070_9294125.jpgけれど、スペイン語は自然に覚えているだろうな~って信じてて。

スペインでは3才から公立の幼稚園がはじまります。
こちらは9月が入学式なので、11月生まれのくうまは、実際には3才少し前の入学。
いつも聞き慣れているだろうスペイン語だから、生まれて初めてパパとママから離れての幼稚園だけど、大丈夫と思ってたら・・・。
なんと、一人だけイスを壁に持っていって、誰とも話さず先生の言うことも聞かず、壁にくっついて終わりを待ったそうです。
それを聞いた瞬間、私はかなりショックを受けましたです。
くうまは生まれてこのかた、人見知りしたこともなかった子だったので。
一人、集団から離れて壁にくっついている姿を想像しただけで、泣けました。
幼稚園が悪いのか、慣れれば大丈夫なのか、子育て新米なので、いちいち不安。

くうまは、最初の1ヶ月、毎朝泣いてました。
最初の1年は、連休があると、その後一週間は行くのを嫌がって泣きました。
これを普通という人もいるけれど、他の子と違ったのは、幼稚園で友達と遊ぶことを楽しいと思っていないようだったこと。
日本語の方は、自分で物語りを作っては話してくれるほどだったので、言葉が通じない環境に、ある種の絶望感があったのかも。
殻に閉じこもってしまったように見えた3ヶ月でした。

三才児同士なんて、大した言葉を話すわけでもないから、すぐに慣れるだろうと思ったのに、くうまの場合は、スペイン語の発語がほとんどなかったし。
半年して、ずいぶん先生にも懐いたころ、ようやく毎日先生に「これはなんて言うの?」と猛烈に質問を繰り返すようになったようでした。
くうまは単語なら理解するようになりましたが、他の子は、もう言葉を喋ってました。
だからやっぱり、毎日あんまり面白くなかったみたい。

去年の5月、日本に1ヶ月帰ったら、これだけ時間がかかって覚えたわずかなスペイン語を、すっかり忘れてました(涙)
日本語は飛躍的に伸びたけど、スペイン語は振り出しへ。
帰国したのが良かったのか悪かったのか、考えてしまうこともありました(溜息)

スペインは3ヶ月も夏休みがあります。
思い切り家族で楽しく過ごしてしまったので、9月中旬に幼稚園が始まったときには、やっぱりスペイン語を忘れてて・・・。
子どもって、忘れるのむちゃくちゃ早いのですっ。

私もだんだん不安になってきて、今日まで毎日のように先生にくうまの様子を聞いてます。
同時に、家でもスペイン語のアニメ映画を見せて、一緒にお勉強をはじめました。
くうまのお気に入り日本の絵本を、スペイン語に訳して、二カ国語で読むことも始めました。
気が向くと、スペイン語で会話して、言い方を色々と教えてあげてます。
音楽の学校に週二で通うことで、少し学校以外でスペイン語に触れる機会を増やしました。
以前にも書きましたが、悔しいことに外国人の為のスペイン語教室は、英語のわからないくうまには役に立たないものだったので、通えませんでしたが。
もちろん出来る限り友達と遊ばせてます。
それでも、去年いっぱいスペイン語がなかなか文章になって出てこなかったです(涙)
目に見える進歩がないので、私も不安いっぱい。
でも、やらないで不安がってても前進はしないので、取り敢えず出来ることはやったりして。

ってことで、突然話し始めたスペイン語なのです。
念願だったから、くうまのスペイン語聞いてるだけで、最近もうニコニコしちゃいます(笑)

インプットの期間は個人差があって、インプットが終わらない限りアウトプットできないものだとは聞いていましたが、みなさん、本当です。
言葉を習得するって、子どもにとっても大人にとっても、地道な作業なんですね。
スペイン語に関して、これで安心して見ていられるような気がして、一段落ですが、私の使命は「日本語の読み書きを教える」ことですからね。まだまだ心配事は続くんですが。


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by africaesp | 2005-02-10 09:44 | 二カ国語子育て&絵本

子供と一緒に楽しむ南スペイン。


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