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石の上にも三年

この植物、何かすぐにわかりますか?
二つとも、日本から苗を持ってきました。
石の上にも三年_c0009070_1311665.jpg


左が山椒のさんちゃんで、右がアケビさんです。
どれも三年前に持ってきたもので、今年三回目の夏を越そうとしています。
去年までの二年間は、今の時期にはもう葉焼けしていました。
日本の湿潤な気候とあまりに違う、洗濯物が1時間で乾いてしまう乾燥と、強い陽ざしに新芽が黄緑の時にやられてしまうんです。スペインの気候には葉が薄すぎるらしくて。
日陰に移動させても、一日に二度水をあげても、どんどん弱っていき、
真夏に枝だけになってしまってました。
死んだかと諦めつつ、水をあげて冬を越してみると、また春に芽吹き、夏前に葉がやられる。
それが今年はちゃんと育っておるのですっ(喜)
土地に適応してしっかり根を下ろすのに三年かかるのですね。
私も考えてみれば、スペインに来て楽しかったり辛かったり色々経験しましたが、しっかり根を下ろした感を得るまで三年ほどかかったような・・・。
どんな環境でも、三年あれば順応できるものなんでしょうかね。
逆に、どんなにあせっても、三年はかかるということかな。
なんて世の理に、今さらにして気がついたりして。

今年花が咲いたらやっとこのさんちゃんが、♂か♀かわかります。
雌株雄株を共に植えないと、実がならないそうな。
ってことは、嫁入り(婿入り)させても、また三年待たなきゃいけないってことで・・・(汗)
山椒の実の佃煮が食べられる日は来るのか?(爆)
でも、来年から木の芽和えくらい楽しめるかな。
毎年、息絶え絶えに生きてるから、申し訳なくて葉っぱが頂けなくって。

アケビさんの方は、葉っぱの形が可愛くて育てておるんで、イマイチ生態を把握してません。
ある日実を付けてくれるんでしょうか。
そしたら嬉しいなあ。実は食べて皮は天ぷらにするのになあ。(←結構期待してる)

by africaesp | 2005-06-10 02:26 | 母のつぶやき

子供と一緒に楽しむ南スペイン。


by africaesp